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2009年8月

2009年8月31日 (月)

「おざなり」と「なおざり」

気になったことなので調べてみました。

おざなり:「御座(敷)の形<なり>」が由来。宴会の席(御座敷)などで表面的に形ばかりを取り繕った言動のこと。つまり「おざなりな対応」は、一応の対応はしているがその中味はいい加減で不充分という意味。

なおざり:「等閑」とかく。すなわち「閑=ひま、のどか」に「等しい」で、「まじめに、取り組まない」こと。「対応をなおざりにする」となると、対応そのものを行っていないという意味になる。

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2009年8月27日 (木)

吃逆に対するリオレサールの初回投与量

吃逆に対してリオレサールを使用するときは15㎎/分3/日で開始し、30mg程度までは増量可能。(その他の薬剤など、詳細については月刊薬事2006,48(9) : 1435-1440, 48(10) : 1603-1607, 48(11) : 1787-1792 )で見ることができます。

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2009年8月26日 (水)

経口鉄剤と胃酸分泌抑制剤

これまで、フェロミア(クエン酸第一鉄)の方がpHに依存せず溶解性が高いため、胃全摘患者などでは、硫酸鉄より効果が高いと思われていた・・・が。「 胃酸分泌抑制剤投与中の貧血症例に対する経口鉄剤投与の有用性の検討 臨床と研究72(11):227-232(1995) 」 や 「プロトンポンプインヒビター投与中の鉄欠乏性貧血症例に対する経口鉄剤投与の有用性の検討 臨床と研究75(3):199-204(1998) 」 によると臨床上差はないらしい。じゃあ、基礎データは・・・ということになってしまうが。とにかく、今後は「差がないです」でいいようだ。

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2009年8月23日 (日)

スルフォンアミドに要注意

SU剤、ダイアモックス(トルソプト点眼)、フルイトラン、バクタ、セレコックス、ラシックス、プレミネントは、スルフォンアミド(スルホンアミド)の構造を有する。これらの薬剤は、この官能基に対する過敏症が禁忌とされているため、注意が必要である。すなわち、ダオニールに対する過敏症の既往がある患者は、その過敏症がスルフォンアミド(スルフォニルウレア)によるものである可能性が高いため、ラシックスやバクタ、トルソフト点眼は投与できないということである。スルファンアミドの構造をよく覚えておくことは大切だと思う。ちなみに、スルフォニルウレアはスルフォンアミド類に含まれる。スルホン「アミド」はR-SO2-NH-R’のような構造で、R-SO2-NH2は「アミド」ではないと認識していたが、そうではないらしい。ラシックスのようなR-SO2-NH2もスルホンアミドで良いようだ。勉強不足を痛感します。はい。

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2009年8月19日 (水)

デュロテップパッチのやめ方

小児に非がん性疼痛にMTパッチ2.1mgを貼付していた患者さん。「中止方法は?」との問い合わせがあった。MTパッチの貼付中のt1/2は22-3時間程度、剥離後リザーバータイプのデータでt1/2が17時間程度。ただでさえ吸収動態の変動が大きいため、反面貼付はダメ、切るのもダメと返答した。一般的にモルヒネの中止方法に従い、モルヒネ経口30mg/日程度であれば漸減が必要が迷うところであるが、小児であることもあり、剥離後12時間程度したらオキシコンチン5mg×2回/日(12時間毎)にて様子をみて、中止してもらうように説明した。オキシコンチン開始タイミングが12時間後としたのはt1/2からの推測でエビデンスはない。

○オピオイド中止方法(漸減方法):
・モルヒネ投与量を半減し、2~3日続ける。
・問題がなければ、さらに2~3日ごとに半減していく。
・30 mg/日以下となったら、これを2~3日続けてからモルヒネの中止に至る。

○モルヒネ退薬症状の具体的な症状
・頻脈や高血圧、異常発汗、嘔気などの自律神経症状
・睡眠障害や不穏などの中枢神経症状
・腹部疝痛や頻回な便通などの消化器症状
・特に不安感、イライラ感、易刺激性、交互に起こる悪寒や潮紅感は初期に現れる症状で、顕著な症状として鳥肌、唾液分泌過多、流涙、鼻漏、くしゃみ、発汗などが出現する。ピークに達すると悪心・嘔吐、腹部痙攣、不眠、稀にミオクローヌスが現れるといわれ、幻覚や錯乱より先に頻脈、発汗などの自律神経症状が出現する場合もある。モルヒネの場合、半減期が短いため、これらの症状は6~12時間後より出現し、24~72時間後にピークに達する。身体症状は1週間ほどで軽快するが、不眠、抑鬱、無気力、不安感などの精神症状は数ヶ月にわたって残存することがある。

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2009年8月17日 (月)

エフオーワイの配合変化

エフオーワイは非常に配合変化の多い薬剤の代表である。が、医師からの問い合わせにより調査したところ、脂肪乳剤であるイントラリポスと24時間配合変化なしとのデータがあった(もちろん側管・同一ルートからの投与OKと返答)。なんでも「配合変化が多い」と決めつけるのは良くない。当然だけどデータに基づいて仕事をしましょう。

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2009年8月12日 (水)

FLAGSについて

進行胃癌を対象に国際共同第Ⅲ相試験FLAGS(First-Line Advanced Gastric Cancer Study )の結果によるとCS群(S-1 50mg/m2/day Day1-21/4wks +CDDP 75mg/m2 Day1)はstandardとみなされるCF群(5-FU civ 1000mg/m2/day Day1-5/4wks + CDDP 100mg/m2 Day1)に対してOSに有意な差を認めず(8.6ヵ月vs7.9ヵ月 p=0.1983)優越性を証明できなかった(同等ではあるが)。したがって、FDAでは承認されず。ただし、S-1の用法・用量が日本と異なる点をどう解釈するか。なお安全性データではCS群が血液毒性(G3,4)の発現頻度が有意に少なかった。

ということで、S-1は世界的なスタンダードへ・・・とはならなったが、これまでの治療と同レベルに有効で、かつ安全性が高い薬剤である可能性が示唆された、と思います。

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2009年8月11日 (火)

コレバインでメタボ対策

(日経メディカルオンライン(会員版)より)
 コレスチミド(商品名:コレバイン)の作用機序として、腸管内で胆汁酸や食物性脂質を吸着し糞便中へ排泄させる働きがある。その結果、胆汁酸の再吸収が阻害され、肝臓でのコレステロールから胆汁酸への異化を 促進するとともに、肝LDL(低比重リポ蛋白)受容体が増加して血中LDLの取り込みが亢進し、血中の総コレステロールが減少する。このコレスチミドに、血糖や内臓脂肪を低下させる作用があるらしい。
 メカニズムとしては、「胆汁酸は単に消化のために存在するのではなく、食事後末梢血中にも漏れ出し、全身のエネルギー代謝を亢進するシグナル伝達分子として重要な役割を果たしている。胆汁酸吸着薬は、脂質・糖代謝異常、肥満などメタボリックシンドロームの上流に作用することで、心血管疾患など様々な疾患を予防できる可能性がある。」ということだそうだ。実際、日本医大・鈴木達也先生のデータで脂質異常症を合併した2型糖尿病の入院患者(33例)を血糖降下薬のアカルボース群とコレスチミド群に分け、投与前後の血糖日内変動を見た結果、両群とも同等の血糖低下効果を示した。脂質異常症合併の2型糖尿病患者(18例)を対象とした別の試験では、コレスチミドを6カ月間投与した結果、非投与群に比べHbA1cが平均0.8%低下し、BMI(体格指数)や内臓脂肪面積も有意に減少した。
 同じ胆汁酸吸着薬のコレセベラム(国内未発売)は最近米国で2型糖尿病に対する治験が行われ、米食品医薬品局(FDA)から2型糖尿病への適応追加が承認された。コレスチミドも、わが国で2 型糖尿病への適応追加に向けた治験が進行中だ。
 さらに、便秘の予防と肥満への相乗効果を期待して、漢方薬のの防風通聖散を併用する場合があるらしい。防風通聖散には、交感神経終末からのノルアドレナリン放出を介した脂肪燃焼作用や緩下作用が認められているからだ。実際、BMI25以上35未満の肥満女性(20例)を対象にしたプラセボ対照比較試験が行われ、防風通聖散投与群ではプラセボ投与群よりも有意なBMI減少効果やウエスト周囲径の減少効果が認められている。

だそうです。勉強になりました。

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2009年8月10日 (月)

PVCフリー関連

パクリタキセルやエトポシド(VP-16)を投与する際にはDEHP(フタル酸ジ-(2-エチレンヘキシル))フリーのルートでなければならない。ではPVCフリー(ポリエチレンなど)でなく、DEHPフリーでは代わりにどんな可塑剤を使用しているかというと、代表的なものとしてTOTM(トリメリット酸トリ(2−エチルヘキシル))がある。この毒性についてはDEHPよりかなり低いといくつかのWebサイトに記載があったが、どの程度低いかについては確認できず。当院では上記薬剤投与時にはPVCフリーを使用している。
なお、VP-16はフィルターを使用する。これは添付文書にあるような1.0mg/mLのような高濃度で使用することは、まずないためフィルターの溶解を問題にすることは少ないと思われるからである。ただし、フィルターの材質および点滴する薬液の濃度については必ず確認が必要であろう。

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2009年8月 7日 (金)

漢方薬の服用タイミング

漢方薬の服用タイミングは通常「空腹時」であるが、コンプライアンス等の問題により食後になることがある。しかしアルカロイド(窒素を含む塩基性の天然由来化合物)である附子(アコニチン)や麻黄(エフェドリン)を含有する漢方薬においては、安易に食後で、としてはいけない。理由は、空腹時には胃内pHが低下し、アルカロイドのアミノ基がイオン化→水溶性が強くなり、細胞膜を通過しにくくなるため吸収が低下するらしい(ツムラ漢方スクエアより)。これらの薬剤の作用は少量でも作用が強いので空腹時服用のほうが安全と考えられる。また胃内pHを上昇させるH2ブロッカー、PPI、制酸剤などの併用開始、胃全摘後も同様の理由で注意が必要である。

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2009年8月 6日 (木)

LAMとは

消化器外科でリュープリン1.88がオーダーされている40歳代女性がおり「?」と思い調べました。
リンパ脈管筋腫症(lymphangioleiomyomatosis : LAM)といい、難病情報センターHPに詳細な情報が掲載されています。少し引用すると「異常な平滑筋様細胞(LAM細胞)が、肺を中心としてリンパ節、腎臓(血管筋脂肪腫)、などで増殖する稀な病気です。ほとんどは妊娠可能な女性に発症すると言われています。臨床的には肺病変が重要であり、難病として問題になるのは肺リンパ脈管筋腫症(pulmonary lymphangioleiomyomatosis; 肺LAM)と考えられます。肺ではびまん性にLAM細胞が増殖し、無数の小さな穴(嚢胞)が生じ、進行すると呼吸不全に至る難治性疾患です。」ということで、根拠は乏しいですが、女性ホルモンの投与が行われるそうです。はじめて知りました。

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がんばります

今日から、仕事をしていて気になったことを「記憶に自信がないので」記録を残していきたいと思います。私はレベルの高い薬剤師ではないですが、このブログを勉強のツールとして利用しながら、薬剤師的内容だけでなく、日々感じたことも記録したいと思います。happy01

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