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2009年8月19日 (水)

デュロテップパッチのやめ方

小児に非がん性疼痛にMTパッチ2.1mgを貼付していた患者さん。「中止方法は?」との問い合わせがあった。MTパッチの貼付中のt1/2は22-3時間程度、剥離後リザーバータイプのデータでt1/2が17時間程度。ただでさえ吸収動態の変動が大きいため、反面貼付はダメ、切るのもダメと返答した。一般的にモルヒネの中止方法に従い、モルヒネ経口30mg/日程度であれば漸減が必要が迷うところであるが、小児であることもあり、剥離後12時間程度したらオキシコンチン5mg×2回/日(12時間毎)にて様子をみて、中止してもらうように説明した。オキシコンチン開始タイミングが12時間後としたのはt1/2からの推測でエビデンスはない。

○オピオイド中止方法(漸減方法):
・モルヒネ投与量を半減し、2~3日続ける。
・問題がなければ、さらに2~3日ごとに半減していく。
・30 mg/日以下となったら、これを2~3日続けてからモルヒネの中止に至る。

○モルヒネ退薬症状の具体的な症状
・頻脈や高血圧、異常発汗、嘔気などの自律神経症状
・睡眠障害や不穏などの中枢神経症状
・腹部疝痛や頻回な便通などの消化器症状
・特に不安感、イライラ感、易刺激性、交互に起こる悪寒や潮紅感は初期に現れる症状で、顕著な症状として鳥肌、唾液分泌過多、流涙、鼻漏、くしゃみ、発汗などが出現する。ピークに達すると悪心・嘔吐、腹部痙攣、不眠、稀にミオクローヌスが現れるといわれ、幻覚や錯乱より先に頻脈、発汗などの自律神経症状が出現する場合もある。モルヒネの場合、半減期が短いため、これらの症状は6~12時間後より出現し、24~72時間後にピークに達する。身体症状は1週間ほどで軽快するが、不眠、抑鬱、無気力、不安感などの精神症状は数ヶ月にわたって残存することがある。

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