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2009年9月 7日 (月)

パンコースト腫瘍とは

Pancoast腫瘍とは肺の上部(肺尖部)にできる肺がんです。 肩から腕にかけて強い痛みがでるため、整形外科の病気と思い、最初に整形外科を受診する患者さんが少なくありません。
約90%は男性で、50~60歳代に多く発症します。
進行すると、夜間、上を向いて寝ると、上腕の内側に痛みが出たり、声がかすれる(嗄声(させい))といった色々な症状を起します。がんが首の方へ進むと、首から出る神経が刺激されて、肩から腕に痛みやしびれが出ます。首の交感神経が刺激されると瞳孔が小さくなる、上まぶたが下がる、汗が出なくなるなどの症状(ホルネル症候群)が出ます。肺の上部(肺尖部)のがんは、病巣が鎖骨や肋骨の一部と重なるため胸部のレントゲン検査で発見しにくいことがあります。肩や頚部の痛みで整形外科を受診した患者さんのレントゲン写真で、稀ですがパンコースト腫瘍が見つかることがあります。

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コメント

パンコースト型肺癌は神経障害性疼痛の典型で鎮痛補助薬の適応です。

投稿: | 2009年10月 2日 (金) 21時34分

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