« 重症薬診とは | トップページ | 病原性大腸菌に対するホスミシン »

2009年9月 9日 (水)

アンカロンの副作用

アミオダロンの致死的副作用といえば間質性肺炎、肺胞炎、肺線維症、肝障害、甲状腺機能亢進症、甲状腺炎がある。

肺障害については、頻度1-17%という報告がある(Pollak PT: Am J Cardiol. 84, 37R, 1999)。
また長期服用により肺、脂肪組織、肝臓に沈着するとの報告がある(Markos J: Am J Cardiol. 56, 89, 1985)。
また半減期は15-60日程度と極めて長い

さらに、ヨードを含む化合物であるため甲状腺機能に影響を及ぼす。ヨードを含むためCTで造影剤様の高吸収域を認めるとの報告がある(Kuhlman JE: Radiology 177, 122, 1990)。

さらにさらに、ほぼ全例で角膜色素沈着があらわれるが、通常は無症候性であり、細隙燈検査でのみ認められる。また、視覚暈輪、羞明、眼がかすむ等の視覚障害及び視神経炎があらわれることがある。

もうひとつ注意しなければいけないのはCYP3A4で代謝される薬剤であるということ。半減期が長く、他の薬剤の代謝を阻害(2D6も)する場合にはやっかいである。

|

« 重症薬診とは | トップページ | 病原性大腸菌に対するホスミシン »

使用上の注意」カテゴリの記事

副作用・有害事象」カテゴリの記事

コメント

心房頻脈の為、アンカロンを服用して二年になります。現在は副作用で亢進症です。低下症でもあります。肝臓の数値は330を越え、足はだるく身体もだるく、疲れやすく、心不全も起こしました。以前まではアンカロンを二錠ふくようしていましたが、現在は一日一錠に減らしています。肝臓の数値や甲状腺の数値は半分に減ったとの事ですが、まだ朝はかなりだるく、足もだるいです。ヨウ化カリウム丸一錠を服用していますが、甲状腺は治るんでしょうか?今後の不整脈をかんがえるとアンカロンを止めるわけにはいかないと言われました。

投稿: へのへの | 2013年4月22日 (月) 01時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1253618/31314564

この記事へのトラックバック一覧です: アンカロンの副作用:

« 重症薬診とは | トップページ | 病原性大腸菌に対するホスミシン »