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2010年1月24日 (日)

シバリングとは

体温が下がった時に筋肉を動かすことで熱を発生させ体温を保とうとする生理現象のこと。

反射の一つで、寒い時に口ががたがた震えたり、おしっこをした時に震えたりするのもこの現象である。

○シバリング Shivering

発熱時のシバリング
  • 体温が下がった時に筋肉を動かすことで熱を発生させ体温を保とうとする生理現象。
  • 視床下部で調整されており、骨格筋をランダムに収縮させることにより熱産生を増加させる。

術後のシバリング(この場合のシバリングは悪寒戦慄?)
  • レミフェンタニルは優れた麻酔薬であるが、術後シバリングと術後疼痛が問題となっている。時として嘔吐を伴うほどの激しい疼痛が術直後から出現し、麻酔中の体温低下による悪寒やシバリングが強く表れるという不利な面もある。*
  • シバリングは術後の患者にとって「痛み」と共に非常に不快な悪い経験とされているばかりでなく、酸素消費量を増大させたり,創部への影 響など生体そのものにとっ ても速やかに治療されるべきものとして認識されている。すなわち「麻酔覚醒の質」にとって極めて大きな問題である。
  • 持続的な震えによって、体が熱を産生させ、このとき莫大な酸素を消費することは問題である。心臓に問題がある患者さんでは、ときに狂心発作を誘発することもある。
  • 多くの麻酔薬はシバリングの閾値を低下させる。特に、メペリジンはシバリングの閾値を大幅に低下させることが知られている。
○悪寒戦慄 shaking, shivering chillness
  • 悪寒戦慄とは発熱初期に起こる悪寒に加えて身震いもしくは震えも起こるもので、骨格筋が等尺性の収縮をすることで生じる。
  • 体温が下がった時に筋肉を震えさせることで熱を発生させ、体温を保とうとする生理現象。
  • これは筋肉の運動が全て熱転換されるため、体内の自律的熱生産としては効率のよいものである。

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