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2010年2月 4日 (木)

OHSSとは

女性の卵巣は親指大ほど(3~4cm)の臓器ですが、その中の卵(卵胞)が過剰に刺激されることによって、卵巣が膨れ上がり、腹水や、ときに胸水な どの症状が起こることをOHSS(卵巣過剰刺激症候群Ovarian hyperstimulation syndrome)と呼びます。

OHSSは排卵誘発の際に、過剰に卵胞が刺激されることが1つの原因です。経口剤のクロミフェン療法で発症することは稀で、hMG-hCG療法(ゴ ナドトロピン)で発生しやすいことが知られています。

PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)のhMG-hCG療法ではOHSSや多胎妊娠の発症頻度が高く、OHSSの発症率は10%程度、多胎妊娠が30%程 度と言われ、いったん重度のOHSSを経験すると、2度と同じような治療が受けられなくなることがあります。

【原因】

卵巣内の卵胞が一気に成長してしまい、それに伴い卵巣が腫大して、その表面の血管から水分が腹腔内へ漏出することが原因となります。

漏出された水分は腹水として貯留され、血液が濃縮して尿量が減少するようになります。その結果、腎機能障害、電解質異常、血栓症、呼吸障害などを引 き起こします。

卵胞が一気に成長してしまう原因としましては、過剰な卵巣刺激がE2(エストラジオール)の高値を示す誘因となり、さらに排卵誘発を行なう際の hCGが、卵胞を必要個数以上に成長させてしまうのです。

OHSSは軽症、中等症、重症と分類されています。hMG-hCG療法において、治療が必要となる重症OHSSは約3%、ARTの場合は5~15% が認められました。また多量のhMGとhCGを使用しない排卵誘発の場合はOHSSを発症することは稀です。

参考URL:

http://www.ikujizubari.com/infertility/OHSS.html

http://www.towako-fujino.com/f-ga.html

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